約 527,029 件
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/45474.html
深海の英雄覇王 ググピオス レアリティなし 水 (9) クリーチャー:マスター・ムートピア 9000 ■Wブレイカー ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを3枚まで引く。 ■オーバーロード・マジック:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時またはバトルゾーンを離れる時、自分の手札を好きな数捨ててもよい。こうして捨てた手札1枚につき、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。その後、相手の手札を見て、その中からカードを1枚選んでもよい。それがクリーチャーなら、そのクリーチャーがバトルゾーンに出たときの効果を自分が使ってもよく、呪文ならその呪文をコストを支払わずに自分が唱えてもよい。 ■自分の墓地に呪文が8枚以上あれば、自分のクリーチャーは攻撃もブロックもされない。 作者:記載なし(代理作成:ヴァン) フレーバーテキスト 収録 関連 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kumicit/pages/763.html
Kumicitのコンテンツ 韓国情勢 韓国の創造論 by Ron Numbers (2006) 韓国の創造論団体KACRは、米国の創造論団体Institute for Creation ScienceのHenry M. MorrisとDuane Gishの訪問をきっかけに設立され、成長してきた。Ron Numbersによれば... In Asia the Koreans have emerged as the creationist powerhouse, propagating the message at home and abroad. Since its founding in the winter of 1980-1981 the Korea Association of Creation Research, warmly supported by many Christians in the country, has flourished. Early on, members wrote a creationist textbook, The Natural Sciences (1990), and began teaching creation science, starting in the evangelical Christian Myong Ji University. During a single year, 1992, the energetic association conducted 1,500 seminars in Seoul alone. Within fifteen years of its founding the association had spawned sixteen branches in Korea, recruited several hundred members with doctorates of one kind or another, and published dozens of creationist books and a bimonthly magazine, Creation, with a circulation of 4,000. By 2000 the membership stood at 1365, giving Korea claim to being the creationist capital of the world, in density if not in influence. In 2000, the Korea Association of Creation Science made history by dispatching the first creation-science missionary Kwang Ho Jun (1958-2005) formerly with the U.S. National Institute of Health to Muslim Indonesia, where the association had been sending lecturers for some time. Since the 1980s the group had also been proselytizing among Koreans on the West Coast of North America, where the association established several branches chapters In 1997 Paul Seung-Hun Young (b. 1955), a physicist and historian of science who served as a vice president of the association, left Korea for British Columbia, Canada, to set up the Creationist Vancouver Institute for Evangelical Worldview, under the auspices of a group of Christian scholars in Korea. アジアでは韓国人が国内外にメッセージを広める創造論大国として浮上している。1980~1981年の冬に設立された韓国創造論研究協会(Korea Association of Creation Research KACR)は韓国の多くのキリスト教徒たちに暖かく支持され、栄えてきた。早い段階でKACRの会員は創造論教科書(The Natural Science, 1990)を執筆し、福音主義キリスト教のMyong Ji Universityを手始めに創造科学を教え始めた。1992年には、境界は活発に、1年間だけで、ソウルだけで1500回のセミナーを開催した。設立15年で、韓国内に16の支部をつくり、何らかの博士学位を持つ数百名を会員にし、数十冊の創造論本を出版し、Creationという隔月刊誌を4000部発行している。2000年までに会員数は1365名となり、影響力はなくとも、人口密度では世界の創造論の首都となった。 2000年には、韓国創造論研究協会(KACR)は、ある程度の期間、講師を派遣していたMuslim Indonesiaに、米国国立衛生研究所とともに公式に、創造科学宣教師Kwang Ho Jun (1958-2005)を派遣して、一時代を築いた。1980年代以降、協会は北米西海岸の韓国人たちに布教し、複数の支部を設立した。1997年には、協会副会長を務めたことのある物理学者であり科学史学者であるPaul Seung-Hun Young(1950-)が、韓国のキリスト教学者たちのグループの後援を受けて、Creationist Vancouver Institute for Evangelical Worldview設立のために、韓国を離れ、カナダのブリティッシュコロンビアへ移った。 [ Ronald L. Numbers "The Creationists From Scientific Creationism to Intelligent Design", pp.418-419, 2006 ]
https://w.atwiki.jp/teampf/pages/168.html
~水の国レモンド~ 至る所に噴水が咲き乱れ,川の上には鮮やかに装飾された船が走る。 水の国レモンドの中心王街-ダーダルネス。 華やかな町並みを目にして,ラメイルは興奮していた。 ラメイル「なんて美しい街なんだ!!」 落ち着きのない彼女を珍しそうに見つめるアポロニウス,に気づくラメイル。 ラメイル「アポロニウス,他国を訪れたときは,まずは国王への謁見が常識です」 アポロニウス「俺何もいってないけど」 ~王城門前~ その城は"水"でできていた。 いや,城の天辺から流れ落ち,城の周りの水路に流れ込む"水"が城の外郭を包み込み,あたかも"水"で作られたように見えるのだ。 導かれるように場内に入る二人を出迎えたのは,見覚えのある人物だった。 ポセ「ずいぶんと早いものじゃ。高速船でもつかったのか?」 ミストラルシティ3on3大会準優勝チーム,アビスライジング。 チームのリーダーであるポセは,水色を主色とした水の国の伝統的な服装を着こなし,大会の時とは大きく印象が違っていた。 ポセ「これでも大臣での。さ,王への謁見を許可しよう。ついてきなさい。」 通された部屋の奥には大きくも美しい,透き通るような水色の玉座があり,そこに国王の風格漂わせる男が座ってた。 ポセ「こちらにおわすが国王ランゼル,我が国の主君であられる」 ランゼル「お前たちがメサイアの一員か。ポセから話は聞いているぞ,なかなかの使い手だそうだなガハハハハ」 体格のいい男がだちあがると,なおさらその巨大さに目がいく。 背の小さいラメイルの倍以上ある身長に圧倒されながらも, ラメイル「国王ランゼル,しばらくこの国への滞在をお許し下さい。」 ランゼル「ガハハハハ。そうかしこまるな,ラメイルよ。フランゲルから書簡が届いていてな,できる限りのもてなしをしろとのことだ。存分のこの国を楽しんでくれ!!」 ポセ「しばらくゆっくり滞在するんじゃな。この国では決闘はあまり盛んではないから退屈かもしれんがの」 アポロニウス「サンキューな,ポセ」 ポセ「あぁそうじゃ,ラメイルよ。そちにこれを譲ろう」 大臣が差し出したカードを受け取るラメイル。 ラメイル「これはあなたの象徴的なカードではないですか,受け取れません。」 ポセ「ほほほ,フランゲルのいうとおり謙虚なおなごじゃ。しかしじゃな,受け取ってもらわねば困るのじゃよ」 そういうと無理やりカードを手渡し,ほほほと笑いながら去っていく大臣,を見つめる二人,それを陰から見つめる二人。 ???「認めない…認めないぞ!!」 ~城外街角~ アポロニウス「でかい。それにしてもでかい。国王も,この街も。」 アポロニウス「ところでフランゲルってだれだ?君の知り合いか?」 ラメイル「フランゲルは黄金都市アムジャーラの国王です。気にいられたようで,大抵の国では私は顔パスでものを買ったり食事ができます。」 アポロニウス「…君はなかなかの女性のようだ。恐れ入ったよ。」 アポロニウス「さて,目的を果たそうか」 ラメイル「えぇでは早速…」 ???「ちょっとまてぇぇぇぇいいぃぃい!!」 立ちはだかる小学生ほどの少年が二人,確かこいつらは… シーラ「認めない。俺は認めないぞ。」 エル「いぞ。」 アポロニウス「お前ら何だよ。うるさい,うるさいぞ?」 シーラ&エル「うるへー!!認めないったら認めないんだよ!!」 ラメイル「何を認めないんだ?国王への謁見を終え滞在の許可はもらっているぞ?」 シーラ「難しい話でごまかすな!!おまえ,ポセ大臣からカードもらったよな?」 エル「よな?」 ラメイル「無理矢理ではあるが確かに受け取ったが…」 シーラ&エル「それを認めないっていってんだ!!」 ~ちょっと回想~ ポセ「異国の地で開催される大会3on3。大会に出場し活躍したものに英雄のカードを進呈しよう。至高の水デッキをくみ上げるのじゃ」 ~回想おわり~ シーラ&エル「そのカードは俺たちがもらうカードだ。かえせよ!!」 アポロニウス「3on3に出場,大会で活躍,水デッキ使い。なんだラメイルはその条件に当てはまっているじゃないか。そもそもお前ら俺たちに負けてんだぞ?」 シーラ「むむむ」 エル「むむ」 ラメイル「あなた達の言い分わかりました。どうでしょう,僕ともう一度戦ってみませんか?それで気が済むならですが…」 ぱっと目を輝かせる二人。どうやら認めない!!は決闘したいための口実にすぎなかったようだ。 シーラ「俺からね」 エル「らね」 ~王城王の間~ ランゼル「よかったのか,英雄のカードを手放して。あの娘はこの国の出身者ではないのだぞ」 ポセ「いいのです。英雄のカードは英雄が持ってこそふさわしいのです。それに…」 遠い過去に思いを寄せる。 かつてこの国は近隣の国々を支配した大国であった。 しかし突如現れた『シャカイナ』と名乗る人物によって,大きな変革が起きる。トロイ朝は滅ぼされ3000年の王族の歴史は幕を閉じる。 その後『シャカイナ』は何者かによって倒されるが,和平の国が戻ることはなかった。秩序を失った国は,動乱,狂乱,影乱に包まれる。そこに現れたのが二人の英雄だったのだ。 二人の英雄の活躍により,水の国は再びその美しさを取り戻した。そして"今"にいたる。 ポセ「英雄…アポロンとポセイドン…彼らがいなかったらこの国は…」 ランゼル「そうだな。それで,英雄の転生があいつらとでも?」 ポセ「いえいえ,英雄の話はあくまでも神話の中の話です。ですが…」 ポセ「…ですが神話は無常からは生まれません」 ランゼル「火のないところに煙は立たぬってやつか」 メサイア(オリジネイター…二人の英雄…神話として伝承されているのか) メサイア(これ以上の情報はないだろう。どれラメイルに教えてやるか) バサっ ~噴水広場~ シーラ&エル「とりゃー」 アポロニウス「はっはは。見苦しい,見苦しいぞ少年よ。悔しかったら俺を越えてみろ!!」 楽しげに決闘する男の子らを眺めるラメイルは,ポセイドラのカードをデッキに,静かに組み込んだ。
https://w.atwiki.jp/secretnumberziw/pages/32.html
守護 属性 攻撃 会心 速さ HP 防御 回避 アビリティ 効果 進化用アイテム Rank1 闇 A B B C+ B C+ フルミネボルテージ Lv1 通常攻撃速度+5% Rank2 闇 A+ B+ B+ C+ B B アドバンス Lv1 攻撃力+5% 幻神のEXPクリスタル(小)x30,闇のエンブレムx4,ギルガメッシュ・起源の鍵 入手方法詳細 幻神殿堂・・・・・・出現テーブルの中からランダム出現 異界シーフォード港(全難易度)・・・・・・「ぴょんぴょんラパン」撃破後に低確率で出現(南西) ソウルボックス・・・・・・各地にいる雑貨商人NPCより「冥界の英雄王のソウルボックス」を購入(2G500S) 古のかけら30個(ナディア北西部にいる各奥義マスターより冒険コイン10枚で1個と交換)と合成して「ギルガメシュの鍵の欠片」を入手 召還オーブ・・・・・・ルーンヒル・南東の召還陣にてオーブを使用 ギルドタウン定時出現・・・・・・日曜日 12 00 17 00 22 00 に出現
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/51360.html
登録日:2022/06/18 (土) 12 07 02 更新日:2024/08/10 Sat 19 59 55 所要時間:約 19 分で読めます ▽タグ一覧 15年秋アニメ GA文庫 Nexus SILVER LINK. をん アニメ アニメ化 ガンガンONLINE サクセスストーリー ヤスカワショウゴ ライトノベル ラノベ ローファンタジー 中川幸太郎 剣士 剣術 声優の本気 夜の一刀修羅 大沼心 完結作品 完結済み 少年漫画風 成り上がり 最弱系主人公と最強系ヒロイン 武術 海空りく 漫画 漫画化 異能バトルでスポコンもの 異能バトルでスポコンもの←9巻までが 石上静香 能力者 落第騎士の英雄譚 逢坂良太 逢坂良太の本気 酒井ミキオ 魔法 僕の最弱(さいきょう)を以て、君の最強を打ち破る 落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)とは、GA文庫で発売されているライトノベルである。 作者は『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』や『野球で戦争する異世界で超高校級エースが弱小国家を救うようです。』や『カノジョの妹とキスをした。』を手掛けている、海空りく先生で、イラスト担当はpixivで絵を投稿している をん 先生である。 全19巻(*1)。 海空りく先生の作品の中で初めてメディア化した作品であり、執筆なさっている作品の中で最も長く続いている。 2015年にはアニメ化されており、10月から12月にかけて放送された。全12話。制作はSILVER LINK.とNexus。 監督は大沼心、シリーズ構成はヤスカワショウゴが担当。 音楽面では海空先生の希望もあり、中川幸太郎と酒井ミキオが劇伴と主題歌をそれぞれ担当し、ファンの間で「『スクライド』の再来」と言われる事態となった。 2022年現在、dアニメストアで全話配信中。 コミカライズもされており、ガンガンONLINEで4巻までの内容を描いてもらい、最終回は「俺たちの戦いはこれからだ!!」ENDで締めくくられた。担当は空路恵先生。全11巻。 ●目次 ◆あらすじ ◆概要◆専門用語 ◆登場人物メインキャラクター 破軍学園 暁学園 他校 その他 ◆あらすじ 己の魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い《魔導騎士》その学園に通う黒鉄一輝は、 魔導騎士としての能力が低すぎて留年した《落第騎士(ワーストワン)》だった。 そんな彼は、10年に一人の天才と呼ばれる《A級騎士(ナンバーワン)》の異国の皇女ステラ・ヴァーミリオンから一方的に決闘を挑まれる。 だが、彼は周囲の予想に反し勝利してしまう。一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だった。 騎士の頂点を争う戦いの中で最底辺から並み居る強敵を倒し駆け上がっていく一輝。かつての《落第騎士》は、やがて《無冠の剣王(アナザーワン)》としてすべての騎士から注目されるようになっていく。そして圧倒的な才能不足を克服して高みを目指す一輝に、ステラは次第に惹かれていく… (公式サイトより) ◆概要 魔法と魔法使いが存在している現代世界で、現代の魔法使いこと魔導騎士が己の強さを競い合うのが主軸になっている英雄譚(ものがたり)。 戦いの様相は知的で中距離、遠距離戦に長けた魔法使いのイメージに反して、固有霊装(デバイス)と呼ばれる剣とか槍の武器で魔法と武術を繰り広げるといった、非常に武闘派な様相を呈している。 魔導騎士たる者の能力が生まれながらの才能ではっきり規定されているという世界設定が特徴的。 使える魔法も産まれた時に生得していた魔法に限定されていて、後天的に新たな魔法を覚える事は不可能(*2)となっている。 ならば魔法の燃料としてお馴染みの魔力の保有量を底上げして極端に強くなれば無問題(モウマンタイ)かと思えばどっこい、 魔力の保有量すらも産まれた時の値に固定されていて、鍛錬、訓練等では決して伸ばす事ができないとされている。 曰く「魔力量は世界から与えられた生まれながらの運命量」だそうな。 この様に、主人公が騎士の頂点(*3)を目指す話なのに、多種多様の魔法を覚えられなければ魔力量すらも伸ばせられないといった努力云々では決して変えようのない現実の壁に阻まれる。 おまけに戦闘原理に支配された世界(魔導騎士は学園内の競技にとどまらず、国家戦力としての在り方を求められる)なので、 「不意打ち・騙し討ち・詐欺・反則オールオッケー、むしろ推奨」 「負けたら命も女も全部奪われて当然」 という非常にシビアな作風(*4)で、その現実と自身の夢に板挟みされつつも藻掻く主人公の姿が本作の見所となっている。 しかし、シリアス一辺倒にならない様に適度のギャグとラブコメの要素が含まれているので、読みやすさのバランスにちゃんとした調整が入っている。 特にメインヒロインとのやり取りは非常に甘々である。そして最終的には…… ◆専門用語 伐刀者(ブレイザー) 落第騎士に登場する「魔法使い」達の総称。1000人に1人の割合しか存在せず、社会的にその存在を認知されている。 魔力を保有している関係で魔力を一切帯びていない攻撃、衝撃に強い耐性がある。 総合的には、いわゆる「魔法使い」というよりは、「能力者」のイメージの方が近い部分もある。 魔力(まりょく) ファンタジー作品でお馴染みの魔法に必要な特殊エネルギー。前述で語られた通り自発的に総量を伸ばす事ができない産物。諸星曰く「一日に一度だけ湧き出てくる一定量の水」。 基本的な運用としては伐刀絶技の行使に終始するが、纏えば衝撃を緩和してくれる効果があるので使い方次第では鎧の様に運用する事もできる。多くの伐刀者が非魔力系の攻撃等で傷が付かないのはこのお陰。 伐刀絶技(ノウブルアーツ) 伐刀者が行使する事ができる魔法の総称。悪魔の実みたいに『因果干渉系』『自然干渉系』『概念干渉系』の三系統に分かれていて、これまた悪魔の実みたいに『因果干渉系』が他二系統よりも、希少かつ強力な能力だと言われている。(*5) なお、伐刀絶技とは関係なく身体能力を向上させる魔法があり、伐刀者なら誰でも行使する事ができる。 魔導騎士(まどうきし) 一定のルールの下で伐刀絶技の自由使用が認められた伐刀者の総称。魔導騎士になるには騎士免許が必要で、それを得るには魔導騎士育成学校を卒業する必要がある。学校に通っている間は魔導騎士予備軍である《学生騎士》として扱われる関係で、入学と同時に元服が下りる仕様になる。 伐刀者としての能力に応じて、A~Fのランクが振り分けられている。ただし、Fランクの伐刀者は魔導騎士としては あまりにも能力値が低すぎるので、よほどの例外が無い場合はどの高校からも入学を拒否される。(*6) 見世物としての闘技大会で名を馳せる実力者もいるが、前述のようにその本来の役割は「騎士」の名の通り軍事力であり、「邪悪な伐刀者を倒して世界を守る」といった能力バトル的な仕事だけではなく、国家間の戦争にも普通に駆り出される宿命である。 固有霊装(デバイス) 伐刀者が抜刀絶技を行使するのに必要な『魔法の杖』。「霊装(デバイス)」と略して表記されることも多い。魂の一部を魔力で顕現したものであり、魔力によるものを含む尋常の攻撃では破壊されることはないが、破壊されると強い精神的ダメージを負う。 多くは武具の形をとるが、傾向にすぎず例外もそれなりにある。 肉体的ダメージを与えないようにできる「幻想形態」という機能を持っており、訓練や手加減を要する状況でも気兼ねなく振るえる。 七星剣武祭(しちせいけんぶさい) 日本一の《学生騎士》の座を巡って伐刀者達が雌雄を決する大会。9巻までがこの大会で優勝するまでの話になっている。 なお、言ってしまえばアマチュアの試合ではあるが幻想形態は使用されず、バリバリの真剣勝負となる。 iPS再生槽(カプセル) 切断された四肢や臓器くらいなら容易に再生してしまう最先端医療機器。 同性との間で子供を作るための設備ではない さすがに高級設備なのだが、魔導騎士はこれを気軽に利用できる待遇を受けており、実戦はもちろん試合の場で多少やっちゃっても問題ないという体裁になっている。 魔人 本来は死ぬまで総量が変化しない魔力を訓練次第で伸ばすことが出来るようになった特殊な伐刀者。 運命を真っ向から打破する現象である『覚醒(ブルートソウル)』が起こることにより魔人になることが出来る。 一見メリットだらけに聞こえるが、運命を打破するということは同時に運命に守られなくなることを意味し、それは自殺にも等しい行為と言ってもいい。現に魔人になった者は全員生死関係なく悲惨な目に遭っている。地の文曰く「運命は人を縛ると同時に人を守っている」とのこと。某奇妙な冒険において運命が『鎖』ならば、落第騎士の運命は『鎖』であると同時に『檻』も兼ねているイメージ。 パラメーターとランク ジョジョの奇妙な冒険のスタンド能力のように伐刀者は必ず、攻撃力、防御力、魔力量、魔力制御、身体能力、運の六つのステータスにA~Fの9段階(*7)の評価が与えられて、A~Fの6つのランクに区分される。作中では確認できないが、これまたジョジョの様に単行本のおまけページで人物紹介と一緒に各ステータスが割り振られているパラメーターが記載されているので、そこで確認することができる。しかし、そのおまけ要素は残念なことに途中から消滅した。 ランクの目安としては、Aが規格外であり、BとCは優秀であり、DとEが平凡であり、Fは論外である。大抵の伐刀者はDとEに区分されている。 ◆登場人物 メインキャラクター 黒鉄一輝(くろがね いっき) CV:逢坂良太 伐刀者ランク - F攻撃力 - F 防御力 - F 魔力 - F 魔力制御 - E 身体能力 - A 運 - F 主人公。 英雄の直系血族である名家の生まれながら、その保有出来る魔力量が平均の1/10しか無いという、伐刀者としては悲惨過ぎるスペック。 普通の魔導騎士が身体にまとう防護壁を貫くのにフルパワーの一撃が必要という有様で、 実の父親から「世に出すのも恥の不良品」とされ、存在しないも同然に扱われたという育ちの持ち主。それ故に《落第騎士》という不名誉な二つ名を付けられている。 伐刀者は個々の力量に応じてA~Fのランクが設けられるのだが、作中でFの評価を貰っているのは今のところ彼1人だけ。 しかし、魔力が少ないのなら少ない魔力を1分間で使い切る事で一時的にFランクの殻を破る伐刀絶技《一刀修羅》と卓越した剣技と洞察力で戦う。 他者の技能を見て盗む観察眼、見た技術を自分のものにする反復練習に耐える忍耐力、 政治的・軍事的な物事を俯瞰・理解する頭脳など、魔力量以外の全てをその意志力と聡明さ、努力の才能で身に付けている。 妹の珠雫から「魔導騎士以外なら何やっても大成するのに」と呆れられるほどの完璧超人。 パワーに恵まれないのを頭脳とイカサマで補う業師(ワザし)タイプの主人公はラノベ界に散見されるが、 その中でも特に厳しい環境に立たされている少年である。 ステラ・ヴァーミリオン CV:石上静香 伐刀者ランク - A攻撃力 - A 防御力 - A 魔力 - A 魔力制御 - B+ 身体能力 - B+ 運 - A メインヒロイン。 一輝とは対照的に莫大な魔力量を秘めた天才伐刀者の少女。二つ名は《紅蓮の皇女》。 才能が有って容姿に優れていて生まれが王族であるにも関わらず、その事を一切鼻に掛けないどころか誰よりも強くなるために修羅の道を歩くべく日本に留学してきたストイックな皇女様。 経歴だけ聞けば、堅苦しくて冗談の通じない武人に聞こえるが実際は誰よりも優しくて少し天然で色ボケな性格をした美少女であり、母国を出たのも母国を想っての事だったりする。 最初期は刺々しい態度が目立ったが、要は勝負事に非常に厳しい性格なため。自分の中に負けた要素があればすぐ認めるし、普段の人間関係は優等生そのもの。理不尽暴力は一切見られない。ツンデレの中でも古風なタイプである。 炎を操る伐刀者で、戦闘スタイルは「重戦車」に喩えられるゴリ押し。並大抵の攻撃は魔力による防御だけで防ぎ、攻撃すればリング全部が火の海になるので普通の伐刀者は丸焦げという極悪。 ただしその有り余るパワーがそういうスタイルに導いているだけで、バトルIQも低くない。剣士としても一輝が別次元すぎるだけでいっぱしの実力者。 ネタバレ注意 実はその能力の本質は「炎」ではなく「ドラゴン」であり、それまで振るっていた能力は一側面でしかなかったことが判明し、後にますます手のつけられない暴力的な戦闘力を獲得する。 黒鉄珠雫(くろがね しずく) CV:東山奈央 伐刀者ランク - B攻撃力 - D 防御力 - B 魔力 - C 魔力制御 - A 身体能力 - E 運 - C サブヒロイン。 一輝の実妹。ステラほどではないが彼女もまた伐刀者としての才能に恵まれた才女であったが、それが原因で人間嫌いになって荒れていた時期があったのだが一輝からの叱咤を受けて改心した。 その後は“お兄様”を慕い気遣う様になったのだが、慕い過ぎて妹でありながら一輝を1人の女性として愛し、そしてそのラインを飛び越えて 「母、姉、妹、恋人、その他女としての正の人間関係の全てを、自分が兄に与えよう」 という斜め直上の結論に到達。それを本気で実現しようとしており、学園で一輝と再会を果たした際はいきなりディープキス(フルネッチョ)をかましてステラを発狂させた。 改心したと言っても、結果「兄大好きの人間嫌い」になっただけとも言う。 後に一輝とステラの交際を渋々ながら認めるものの、それでもステラに対して小姑のような態度でネチネチと接してくる。まあ、さすがになんだかんだ兄を愛する者として信頼を置いてはいるのだが。 水を操る能力を有し、二つ名は《深海の魔女(ローレライ)》。魔力も高いがコントロールの才能が飛び抜けており、肉体を分解・再構成する(*8)離れ業すら実現する。 伐刀者としてはBランクと高評価だが、身体能力・武術面が劣っているのもあって直接戦闘に関してはやや遅れをとる。 有栖院凪(ありすいん なぎ) CV:浅沼晋太郎 伐刀者ランク - D攻撃力 - E 防御力 - D 魔力 - D 魔力制御 - C 身体能力 - C 運 - D 愛称はアリス。珠雫のルームメイトであり、コミュニケーションに長けた姉御肌……でオカマな青年。「兄さえいればいい」レベルの人間嫌いな珠雫を以って、兄の次に好感が持てる相手。 ランクはDと平凡の域だが戦闘能力は侮れず、影を用いる伐刀絶技によるトリッキーな戦法を披露する。 実は後述の「暁学園」の一員として送り込まれたスパイだったが、珠雫への情から離反する。 破軍学園 東堂刀華(とうどう とうか) CV:金元寿子 伐刀者ランク - B攻撃力 - A 防御力 - C 魔力 - B 魔力制御 - B 身体能力 - A 運 - D 一輝達が通っている破軍学園の生徒会長にして学園最強の学生騎士。純粋な剣技では一輝に軍配が上がるが、電気を司る『自然干渉系』の伐刀絶技と剣術を組み合わせた必殺の伐刀絶技《雷切》は強烈の一言に尽きる。あまりに強烈過ぎて《雷切》の名がそのまま自身の二つ名になるほど鮮烈を極めている。 そんな実力とは裏腹に、容姿・人柄はいかにもな心優しい委員長タイプ。ただし本作にはよくあることだが、性根はわりと戦闘狂武人気質であり、強者との戦いに胸を躍らせる一面がある。《闘神》南郷寅次郎の弟子の1人。 新宮寺黒乃(しんぐうじ くろの) CV:東内マリ子 伐刀者ランク - A攻撃力 - A 防御力 - B 魔力 - B 魔力制御 - A 身体能力 - A 運 - A 破軍学園の理事長を務めている妙齢の美女。二つ名は《世界時計(ワールドクロック)》。 かつては最強の魔導騎士を決める大会であるKOKで3位まで上り詰めた事があったのだが、結婚して子供ができた事を期にKOKを去った。 時を操る『因果干渉系』の伐刀絶技と二丁拳銃を使って戦う。超広範囲の時止めや、時の巻き戻しすら可能であり、真剣での試合故シャレにならないトラブルが起きる七星剣武祭の大会運営にある意味非常に貢献する。 西京寧々(さいきょう ねね) CV:井口裕香 伐刀者ランク - A攻撃力 - A 防御力 - A 魔力 - A 魔力制御 - E 身体能力 - A 運 - A 破軍学園の教師の一人にしてKOKで序列3位に輝いている最強格の魔導騎士。二つ名は《夜叉姫》。 新宮寺とはタメなのだが、自由気ままでちゃらんぽらんな性格をした困った大人で新宮寺をよく困らせる。かつては新宮寺とは鎬を削っていた好敵手同士だったのだが、新宮寺がKOKを去ったことで心に空白を抱える事になった。 重力を操る『因果干渉系』の伐刀絶技と二対の扇子を使って戦う。格闘戦など得意そうにないちんまい容姿だが武術も卓越しており、《闘神》南郷寅次郎の弟子の1人。 折木有里(おれき ゆうり) CV:橘田いずみ 伐刀者ランク - C攻撃力 - B 防御力 - E 魔力 - D 魔力制御 - C 身体能力 - C 運 - F 破軍学園の教師の一人。上2名とは比べ物にならないがCランクとなかなかの伐刀者。 陰気な雰囲気に反して生徒に「ユリちゃん」と呼ばせるなど陽気に振る舞うが、とてつもなく病弱で数多の病気を抱えており、1日1リットル吐血しているらしい。 自身の受けているダメージを周囲にばら撒く伐刀絶技《血染めの海原(ヴァイオレットペイン)》の使い手で、本人の体質によって彼女自身が特に攻撃を受けるまでもなく、持病の数々によるダメージだけで周囲を激痛に悶え苦しませるという極悪な技と化している。 一輝が(無理やり)学園に入学する際に試験官の役を担った人物であり、一輝にとっては大事な恩人。 桐原静矢(きりはら しずや) CV:松岡禎丞 伐刀者ランク - C攻撃力 - E 防御力 - D 魔力 - D 魔力制御 - B 身体能力 - D 運 - B 昨年の七星剣武祭破軍学園代表の一人。容姿はまあまあ美形だが、性格は卑劣漢そのもので、入学初年度の一輝への迫害にも進んで参加していた。 桐ヶ谷ではない。先頭の漢字や母音、中の人が同じだから、少しややこしい。 不可知化を実現する伐刀絶技《狩人の森(エリア・インビジブル)》を武器とする弓使いで、二つ名はまんま《狩人》。 抵抗できない相手を徹底的にいたぶり倒すが、不利な相手との勝負は棄権するという潔すぎるスタンスで、《狩人》には「『騎士』としてふさわしくない」というニュアンスも込められている。 1巻の大ボスとして一輝に完敗して物語からはあっさりフェードアウトするが、能力自体は凶悪であり、「1対1の『試合』」という舞台が彼にとって逆風なのは間違いない。 七星剣武祭の終盤に至っても一輝に強敵として回想されてたりしており、2部ではついに実戦の場に送り込まれる形で再登場、その能力を戦場で遺憾なく発揮した。 アニメ版では「闘技場でステルスしてちまちまいたぶる」という戦いが画的に面白くなさすぎるためか、《狩人の森》を使った途端フィールドが森になったり、森に引きずられてか固有霊装のデザインが植物系になっているなどのアレンジが加えられた。あと声優の怪演でキャラがひときわ濃くなった。 暁学園 七星剣武祭を崩壊させることを目的に設立された組織。 学園を名乗っているのは「七星剣武祭に参戦する」建前上のものであり、単に各方面から伐刀者をかき集めた非常にキナ臭い集団。 黒鉄王馬(くろがね おうま) 一輝の兄。《風の剣帝》の二つ名を持つ、日本人唯一の学生Aランク騎士であり、力を奉じ、強くなること以外には微塵も関心のない生粋の求道者。 武術も魔力も超一流であり幼少期から勇名を馳せていたが、本気の戦いを求めて中学時代から失踪。 世界を渡り、自身の風の能力でギプスの如く己を拘束した状態で延々戦い続けるという昭和レベルのイカれた修行を積んだ結果、 曰く常人の数十倍の筋密度を有し、見た目は普通の細マッチョながら体重はおよそ500kgという完全に人間をやめた肉体を手にしている。 奉ずるのはあくまで魔導騎士としての「力」であり、劣った力を卓越した「技」と豊富な「知識」で補う一輝のことは強者として認めず軽蔑していたが、七星剣武祭の終盤には評価を改めた。 サラ・ブラッドリリー 《血濡れのダ・ヴィンチ》の二つ名を持つ少女。産まれつきの持病で体が非常にひ弱だが、描いた物を具現化する強力な伐刀絶技《幻想戯画(パープル・カリカチュア)》と筆の霊装《デミウルゴス(*9)の筆》を使う実力者。その対象はまさに何でもあり、巡航ミサイルやら一刀修羅なども使用できる一輝のコピー(複数人)などやりたい放題で弱点らしい弱点はない。 伐刀者であると同時に、表ではマリオ・ロッソと言う名前で活動している高名な画家でもある。画家らしく絵に掛ける情熱は人並外れていて、絵を完成させるためなら何歩でも譲歩できる画家の鑑だが、絵描き以外の物事には てんで無頓着で着ている服も裸エプロンと手ブラジーンズを足して割った様なナイスなけしからん格好をした痴女残念美少女。劣化裸エプロンと取るか、劣化手ブラジーンズと取るかは あなた次第。裸エプロンジーンズ先パイ。 しかも、グラマラス系ヒロインであるステラを上回るほどの巨乳の持ち主なので、その格好で動き回ると非常に危ない。 風祭凛奈(かざまつり りんな) 《魔獣使い(ビーストテイマー)》の二つ名を持つ眼帯の少女。『黄昏の魔眼』なる漫画の大ファンで、その漫画の影響を受けて重度の厨二病患者になった残念美少女。厨二病ゆえに普段から芝居の掛かった口調で他人と接するが、本性は子供っぽい性格をしている。実父がサラ・ブラッドリリーを養子にした関係で、サラとは姉妹同士の関係を結んでいる(*10)。 能力は支配を司る『概念干渉系』の伐刀絶技《隷属の首輪》であり、首輪を付けさせた非伐刀者の人間と動物を伐刀者に変える事ができる。この伐刀絶技で自身のメイドとペットのライオンを伐刀者に変えて使役している。ちなみに戦闘は完全に他者に預けているので、凛奈自身は弱い。 シャルロット・コルデー 風祭凛奈の専属メイドを務めている外国人。なぜか、歴史上の偉人と同名になっている。凛奈に絶対の忠誠を誓っていて、常に凛奈を守護する役目を背負っている。詳細は不明だが凛奈に救われた過去を持っていて、凛奈に深い恩義を感じている。その事から単なる部下としてではなく、一個人として凛奈を心から慕っているのだが、珠雫みたいに親しみの感情が行き過ぎて凛奈に百合的な感情を抱いている。その為、凛奈に近づく者は男性 女性、果ては動物だろうと憎悪の感情を向ける嫉妬深い性格をしている。従者として凛奈が意思疎通に困らない様に、凛奈の難解な言い回しを翻訳して相手に逐一相手に伝えているのだが、翻訳内容は凛奈の可愛いらしい本性に沿っている様な文面になっている。 能力は『障壁』を展開する伐刀絶技《一輪楯花》を使う。前述の通り、この能力は凛奈の伐刀絶技によるものであり純粋な伐刀者ではない。 紫乃宮天音(しのみや あまね) 《凶運(バッドラック)》の二つ名を持つ中性的な少年。黒鉄一輝の大ファンを自称していて、一輝にサインをせがむほど一輝に惚れこんでいるのだが、一輝からはそんな天音に一切の好感を持てない事が不気味で避けられている(*11)。 伐刀者としての能力は『未来予知』で、初登場時、ナイフを持った悪漢の凶行を阻止しようとしていた。その他にも仕合に出場しようとすると、何故か対戦相手が仕合前に不調を起こしてしまい、全ての仕合が不戦勝になるという不気味過ぎる経歴がある。この不戦勝が不審に思った人はいるにはいるのだが、肝心の天音を調べても、裏工作をしたという証拠が一切出てこないので、ただただ天音の運が良かっただけで片付けられている。 実は…… 伐刀絶技が『未来予知』と言うのは全くの嘘。真の能力は、偶然を司る『因果干渉系』の伐刀絶技《過剰なる女神の寵愛(ネームレスグローリー)》であり、その能力は『願った事を現実にする』(*12)。特殊能力物において、この手の能力は無制限だと強力過ぎて話が成立しなくなるので、大なり小なり厳しい制限、条件を付けていい塩梅にさせるのが定番だが、天音の伐刀絶技にはその手の制限等が一切存在しない。文字通り『願う』だけで『願った事が現実になる』というチート極まりない代物であり、戦闘となれば天音を狙うどんな攻撃も運悪く外れ、天音の素人レベルの攻撃が必殺の刃になる。(*13)(*14) 前述のナイフを持った悪漢の件も『黒鉄一輝に出会いたい』という願いを伐刀絶技で現実にした結果であり、一輝の前で未来を予知していた事を装っていただけ。ついでに言うと、一輝に惚れこんでいるのも大嘘。本当はFランクのくせに上り調子になっている一輝にムカついていて、心からの憎悪を彼に向けている。一輝が天音を好きになれなかったのも、生来の勘の良さで無意識にその事に気付いていたから。 多々良幽衣(たたら ゆい) 《不転》の二つ名を持つ厚着の少女。筋金入りの暗殺者であり、幼少期から暗殺の英才教育で何度も死にかけた過去を持つ。基本的に真面目な性格をしているが、前述の通り育ちがめちゃくちゃ悪いせいで好戦的で非常に柄の悪い性格をしている。依頼自体は完璧にこなそうとするほど高いプロ意識を見せる一方で、長年殺しに携わってきた影響で殺しで退屈を紛らわせようとする危険人物の一面を持つ。 能力は、あまねく動体物を反射させる伐刀絶技《完全反射(トータルリフレクト)》とチェーンソーの霊装である《地擦り蜈蚣》を使用する。伐刀絶技《完全反射》は正常に働けば強烈なカウンターと鉄壁の防御を同時にこなす攻防一体の奥義である一方で、認識した動体物にしか発動しない弱点を抱えているので某レベル5のように常時展開・自動迎撃といった芸当は不可能。しかし、前述の英才教育で獲得した凄まじい動体視力でその弱点をほぼ完璧にカバーしており、その動体視力の冴えっぷりはステラに奇襲策を捨てさせて、捨て身の策を強行させるほど卓越している。 第2部では敵だった立場から一転してステラ達の味方として再登場を果たす。出番も大量に与えられており主人公の一人として活躍する。 平賀玲泉(ひらが れいせん) 《道化師》の二つ名を持つピエロ姿の男性。ピエロらしく喜々とした振る舞いが目立つ男だが、あまりに胡散臭くて他者からは訝しめられている。一方で個人主義の強い暁学園の生徒の中では珍しく協調性のあるので、まとめ役を担っているのだが、その実態は誰よりも悪事を心から楽しんでいる根っからの外道であり、その危険性は多々良を優に上回る。前述の胡散臭さは、その腐った性根から臭ってきているもの。 能力は糸を司る伐刀絶技《地獄蜘蛛の糸》と糸の霊装であり、他人の体の主導権を強奪したり、岩や廃棄物で作った人形を使役するといった、傀儡戦法を得手とする。 自身の腕を躊躇なく斬り落としている描写があることから、平賀自身も糸で操られている人形にすぎないようで、本体は別の所にいるようだ。 その正体は第2部にて対峙する凶悪犯罪者オル=ゴールであり、平賀を通してステラの存在を知り、ステラに執着するようになる。 他校 倉敷蔵人(くらしき くらうど) CV:細谷佳正 貪狼学園の3年生で昨年度の七星剣武祭ベスト8の実績を持つ、見るからにガラの悪い不良。 強さを求めて道場破りをしており、綾辻一刀流の道場を乗っ取り、師範の綾辻海斗に重傷を負わせた……というと完全に悪党だが、 性根は良くも悪くもバトルマニアで、そのためには暴力を厭わないだけである。見るに堪えない外道も頻出する本作ではマシな方とは言えばマシな方。 剣士としては荒削りだが、超人的な反射神経を有する特異体質《神速反射(マージナルカウンター)》と 固有霊装を蛇腹剣のように可変させる伐刀絶技「蛇骨刃」によって真っ当な剣士では戦い難い相手であることから《剣士殺し(ソードイーター)》の二つ名を持つ。 一輝に敗れた後は一輝を強くライバル視するようになり、自ら倒した海斗に師事して修行を積んで七星剣武祭に参戦する。 諸星雄大(もろぼし ゆうだい) 前年度七星剣武祭優勝者。七星剣武祭優勝の常連である名門・武曲学園に所属している。二つ名は《七星剣王》&《浪速の星》。 気のいい関西人の兄ちゃんだが、電車事故で両足を失い、再生治療の過酷なリハビリを乗り越えて第一線に復帰した過去を持つ苦労人。 固有霊装の槍さえ当てれば相手の伐刀絶技と霊装を無効化する伐刀絶技《虎喰い》を切り札とし、槍のリーチと卓越した武術で敵を追い詰める、意外と硬派な戦闘スタイルの持ち主。 城ヶ崎白夜(じょうがさき びゃくや) 前年度七星剣武祭準優勝者で、第3位だった浅木椛ともども諸星の友人。二つ名は《天眼》。 理知的な人物でリサーチを欠かさず、直接戦わずとも対戦相手の戦闘能力を完全に分析し、勝利までの道筋を組み上げることができる。 伐刀絶技《白い手(ゴッドハンド)》は半径50m以内の物体を転移させることができるが、人間などは一度固有霊装を当てないと転移できない。とはいえ七星剣武祭にはリングアウトの概念があるため、一撃当てればリングアウト確定というセコい戦法で結果を出してきた。 劇中では一輝と戦い、一輝の観察眼に匹敵するその分析能力によって勝利を確信する。しかしそれは「一輝が超強いサラと次戦、しかも1日空けずに戦うことが決まっているため、優勝が最大目標の一輝は一刀修羅/一刀羅刹を温存しようとする」という見通しが前提であり、一輝が同じ結論を導いて開幕一刀羅刹というカードを切ったため開始0.8秒(大会新記録)で瞬殺された。という結果だけ見るとアレだが、剣術超人の一輝に真っ向勝負で一撃当てられる見込みだっただけでも立派ではある。一応。 薬師キリコ(やくし きりこ) 廉貞学園に所属している3年生の少女。二つ名は《白衣の騎士》。 珠雫を優に上回る水使いの伐刀者であり、その伐刀絶技を用いて高度の治癒術を編み出している天才肌の美女。学生でありながら世界有数の医者でもあり、諸星の両足の再生させてあげた。本人は自身の力を医療で役に立たせることは意識しているので、他の学生騎士とは違い最強への野心は無い。しかし、自身が所属している学園の必死の頼みで仕方なく七星剣武祭に出場することになった。固有霊装はメス。 その他 黒鉄厳(くろがね いつき) CV:速水奨 黒鉄家現当主で国際魔導騎士連盟日本支部長、そして一輝らの父。ひらがなで書くと異常に紛らわしい。二つ名は《鉄血》であり、戦闘は行わないが一応伐刀者。 一輝がひたすらに冷遇を受け続けてきたのはひとえに彼の方針によるものであり、言ってしまえば諸悪の根源で、珠雫には蛇蝎の如く嫌われている。 その本質は、幼少期から当主となるべく教育を施されてきたがために親として以前に個人としての感情が死んでおり、公人としての正しい在り方でしか生きることができなくなっている人物であり、悪人というわけではない。 一輝に対する扱いも、前述した「黒鉄家の恥」という面が本質ではなく、「一輝のような存在が活躍するサクセスストーリーが、劣った能力で無謀にも夢を見る伐刀者を生んでしまう」という、「魔導騎士の未来を考えての行動」という面を持っている。 つまり彼にとっては一輝がハンデを乗り越えて成功できても問題になるので許容し難いのである。 当の一輝はこのような扱いを受けながらも恨みを募らせているわけではなく、結果を出せば認められるという期待も抱いていたのがあっけなく絶たれて一度は絶望するが、一連の事態を乗り越えて再会した際には、お互いある種の諦めを含んだ和解を実現してはいる。 月影獏牙(つきかげ ばくが) 日本の現内閣総理大臣その人。かつては破軍学園の理事長を務めており、黒乃は当時の教え子。 総理としての顔の裏で「七星剣武祭を崩壊させる」目的の下に多方面から強い伐刀者を「生徒」として雇い入れ、超武闘派組織「暁学園」を創設した張本人。 10年前に自身の固有霊装「月天宝珠」で10年後の東京が惨事に見舞われる様子を未来視したため、暁学園の一件も含めて未来を変えんと行動を起こしていることを七星剣武祭後に告白した。 僕の追記修正を以て、この項目を編集する! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 登場人物の九割(主人公とヒロイン含む)が戦闘狂というのが濃いw -- 名無しさん (2022-06-18 13 08 17) あちゃー、記事立て先を越されちまったかw 終わり際を得損なったという意見もあるけど、新章も面白いんだよなコレ。 -- 名無しさん (2022-06-18 13 09 25) もし一輝がワールドトリガーのランク戦に参加したら大活躍しそうなのになぁ〜って思いながら読んでた -- 名無しさん (2022-06-18 18 54 51) 現在、次で最終章に入る所で止まっていたっけ。音沙汰無いけど続き書くんだろうか -- 名無しさん (2022-06-18 19 11 50) 終わり際を見誤った…と言うか、インフレする展開に対して主人公の厳しい設定が足引っ張ってる印象受ける。雷切とか珠雫のバトルは -- 名無しさん (2022-06-18 20 00 27) >続 すごく超次元バトルって感じで書いてらっしゃるだけに、剣技の描写に関しては結構限界が近いのでは…と思うな -- 名無しさん (2022-06-18 20 02 18) 何気に「決勝で会おう」の敗北フラグを叩き折った数少ない作品 -- 名無しさん (2022-06-18 20 14 21) 最後に最新刊が発売されたのは2020年の6月か。続きは書けるのか? -- 名無しさん (2022-06-18 21 58 46) 因果干渉っていうか運命干渉系で、戦闘開始してから近寄るだけで心臓発作が起きるとかいう、なんじゃそりゃな能力持ってる奴が居た気もする。(同能力の常時干渉で、相手が攻撃しても外れるように補正されるとかいう) -- 名無しさん (2022-06-18 22 03 00) アニメOPが章ボスで3パターンあった記憶 「狩人」桐原、「剣士殺し」倉敷、「雷切」東堂の順で -- 名無しさん (2022-06-18 22 19 26) ↑2 天音くんの能力は願ったことが現実になる(剣技の知識もないのに剣閃が常に最適な軌道になる、死ねと命じれば心臓が止まる)けど、本人が全く制御できていないのと「不随意筋の心臓が止まっても意識して動かせるトンチキ野郎」は流石に相手が悪かった -- 名無しさん (2022-06-18 22 54 20) 頑なに心臓発作にこだわる天音君の女神様 -- 名無しさん (2022-06-18 23 15 55) アニメ放送時はアスタリスクと冒頭がほぼ同じ流れだった -- 名無しさん (2022-06-19 00 00 23) じゃんけんで決めよう!好き -- 名無しさん (2022-06-19 07 29 39) ↑3女神(能力)「ミスで死にそうもないし誰かが突っ込んできて殺そうとしても対処されちゃう、対処できない大規模災害起こしたら周り巻き込んじゃうしそれでも死ななそう……いやもうこれ心臓止めるしかないじゃない!」ってことなんじゃろうな、ギャグ的にも実際に「死」を与えるにしても -- 名無しさん (2022-06-19 18 29 24) 一応キリコ先生いなかったらちゃんと死んでたな。試合終了後だけど -- 名無しさん (2022-06-19 19 00 04) アニメ二期やってほしいなぁ。せめて七星剣武祭まではやってほしい -- 名無しさん (2022-06-20 12 11 23) でもアスタリスクはX-MENとかインヒューマンズといった超人系アクションで、こっちは現代にも似た異世界が舞台の剣士モノって感じ -- 名無しさん (2022-06-20 12 12 50) 明月千里はこの作品を見習うべき -- 名無しさん (2022-06-23 19 38 08) ↑5 くも膜下出血とかでもよさそうだが -- 名無しさん (2022-06-23 19 55 02) 一輝と厳のアレは、和解というより「離れ切った現実の承認」という感じ。 -- 名無しさん (2022-06-30 19 02 55) 一輝と厳のあれは下手をすれば『騎士社会を乱す異分子として公然と実力で排除する』ということにもなり兼ねないよね。前科がある以上、冤罪すらやりそう。というか、最初はそれが目的だったのでは…? -- 名無しさん (2022-07-01 11 16 22) ↑ そういう方法で潰そうという意見も上がっただろうけど、七星剣舞祭で要注目ファイターになった人物にあまりアヤをつけたら破軍でイッキが受けた仕打ちをマスコミに調べられる。手が打ちにくくなったんじゃないかな。 -- 名無しさん (2022-07-01 20 53 59) ステラ王女の人柄は、某お馬さんゲーのふさふさツインテールと被る -- 名無しさん (2022-07-03 15 33 34) ステラは本当に希少な古風ツンデレ。あと最初の頃のストリップショーは思い切ったな。もっと薄い本増えてほしかったy -- 名無しさん (2022-10-15 23 52 43) ↑本作の薄い本の冊数は同時期に放送された石鹸枠の中ではトップクラス -- 名無しさん (2022-10-20 12 40 46) ようやく最新刊にして最終巻が発売されることが発表された -- 名無しさん (2023-07-23 09 28 53) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/quizbc/pages/1333.html
瞬く光の英雄サイラス・レイン(マバタくヒカリのエイユウ~) p e 属性 雷 コスト 37 ランク S 最終進化 S レベル HP 攻撃 合成exp 1 927 1,030 ? 70 1,854 2,060 ? 最大必要exp 63,204 No. 0887 シリーズ サイラス Aスキル ディバイン・ダガー 水属性の敵単体へ絶大ダメージ(150%) Sスキル 輝く星の雨 ジャンルパネルを雷属性化(6turn) 売却価格 33,600 進化費用 - 進化元 エルフの星サイラス(A+) 進化先 - 入手方法 進化 備考
https://w.atwiki.jp/renpou/pages/14.html
削除、脱退された英雄たち 【テイルズ探偵】 ロングソードグッドナイト 【ゼロ因子適合者】 トーマ・アヴェニール 【連邦軍】 ゲーニッツ 【全ての式】【ローランド最高の魔術師】【剣の一族】 ライナ・エリス・リード 【七つの痣を持つ男】 ケンシロウ 【《NEW》 Prince Of Tennis】 《Prince Of Tennis》 【連邦軍】 カズキ・ナカヤマ 【連邦軍】 シェイド 【連邦軍】 ジェリド・メサ 【連邦軍】 エネゴリくん 【復讐者】【紅海】【連邦軍総師】 リヴァイアス 【銀狼】【術師】【森羅万象】【愛しき黒薔薇】 銀狼ノ幻騎士 【海賊狩り】 ロロノア ゾロ 【木星帰りの男】【歴史の立会人】 パプテマス・シロッコ 【連邦軍】 GUNDAM 【連邦軍】 ジム2 【テストパイロット】【通信係】【連邦軍】 紅月 【白い悪魔】【大尉】【連邦軍】 アムロ・レイ 【連邦軍】 mikumasu 【連邦軍】 カミーユ・ビタン 【死神代行】 黒崎 一護 【沙耶の唄】【連邦軍】 沙耶 【連邦軍】 ソニック 【連邦軍】 高須 勇雄 【ジム使い】【連邦軍】 ジム 【プレジャー】【連邦軍】 クード=ヴァン=ジルエット 【連邦軍】 アシタカ 【連邦軍】【3代目総師】 jjjj 【最高のコーディネーター】【連邦軍】 基拉・大和 【連邦軍】 OROCHI 【連邦軍】 Death Emperor 【連邦軍】 ぽな 【サイヤ人】 べジータ 【連邦軍】 悠人 【ライトニング】 黄昏の魔弾 【連邦軍】 ココノ 【連邦軍】 AI 【連邦軍】 ユウ・カジマ 【連邦軍】 インコネル・スバル
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/18761.html
牡牛座の英雄 アルデ・バロン SR 火 (8) クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン 9000 ■このクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンにあるカードすべてをアンタップする。その後、相手は自身のマナゾーンにあるカードを4枚選び、タップする。 ■マナ武装 7:自分のターンのおわりに、自分のマナゾーンに火のカードが7枚以上あれば、相手のマナゾーンにあるタップされたカードを2枚まで選び、持ち主の墓地に置いてもよい。その後、自分のスター・コマンドがあれば、相手のマナゾーンにあるカードを1枚選び、持ち主の墓地に置く。 ■スピードアタッカー ■W・ブレイカー 作者:お描き 収録 DMR-Ex01「星侵編 第1章 輝けドギラゴン星」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dm-original/pages/372.html
伝説の英雄デュエル・ガイアス ≡V≡ 光/火/自然 (40) 45000 サイキック・スーパー・クリーチャー:レジェンド・ドラゴン ■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーをすべて破壊し、その後自分の山札を見て、こうして破壊したクリーチャーの数だけ自分の山札の中から進化ではないクリーチャーを選び、バトルゾーンに出す。 ■このクリーチャーが覚醒リンクしたターンの終わりに、自分はゲームに負ける。 ■ワールド・ブレイカー ■リンク解除 覚醒リンク前→《超英雄トライングG》《悠久の姫君クイーン・オブ・P》《森羅万象の精霊ヒロイック・A》 フレーバーテキスト 闇で染まっていても、心のどこか、はるか片隅でも光を求めている限り、私はその心に手をさしのばし、すべてを太陽のもとに、平等に照らす!!それが最期のサダメ!!! ----伝説の英雄デュエル・ガイアス 収録 幻龍編第5弾 冥界神話vs希望神話(デュエル・オブ・ウォーズ) 作者 天照 評価・意見 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mayyugioh/pages/202.html
『…彼女が心配なんだ。様子を見てほしい』 望から連絡を追いかけてみれば、なんか妙な雲行きになってしまった。 一人で飛び出して行った美紗をバイクで送るだけの話だと思ってたが、まさか深夜の往来で変態とデュエルとは。 「…気をつけて。月蓮はアンデットと儀式の混合デッキよ。シナトで攻撃力を補ってる」 美紗の助言に、黒剛はうなずく。 ギャラリーからのアドバイスはデュエルマナーとしては最低なのだが、今は緊急時だ。 「わかった。そこで待ってろ、すぐに終わらせる」 「先攻はそなたにくれてやる。さあ、カードを引くがいい」 月蓮の声を受け、黒剛はカードをドローする。 アンデット族…墓地からの蘇生を得意とする厄介なモンスター群だ。 その反面攻撃力が低く、その為にシナトで攻撃力を補っているのだろう。 だが相手は邪神結社、どんな手段で襲ってくるかわからない。 黒剛は考えた末罠カードをセットし、終末の騎士を召喚する。 召喚時にデッキから闇属性を墓地に送る効果を持つ、様子見にとりあえず召還するにはぴったりのモンスターだ。 「こいつの効果により、俺はインヴェルズ万能態を墓地に送ってターン終了だ」 黒剛 手札:4 LP:4000 場:終末の騎士 伏せ魔法罠*1 月蓮 手札:5 LP:4000 「決闘の最中に戦術を漏らすとは、興を削ぐ女よ」 月蓮は美紗を横目で睨む。 彼の冷たい視線に、美紗の背中を悪寒が走った。 「…まあいい。滅びゆく者には丁度いい手向けよ。拙僧のターン」 カードをドローする月蓮。 少しの間考える素振りを見せると、手札からモンスターを一体召喚する。 「拙僧は馬頭鬼を召喚。終末の騎士に攻撃しよう」 馬頭鬼。 アンデット族を蘇生する強力な下級モンスター。攻撃力も下級としてはそこそこの数値だ。 甲高く一声嘶くと、マサカリを振りかぶり終末の騎士に突進する。 (俺のデッキはとかくライフを食う。ひとまずこいつの攻撃力を頂くとしよう) 黒剛はその攻撃に合わせ、待ってましたとばかりに伏せカードを発動する。 「トラップ発動、ドレインシールド!」 終末の騎士の前に現れた大きな盾が、馬頭鬼の斬撃を吸収した。 これで黒剛のライフは5700。 得体の知れない相手にも余裕を持って切り込める数値だ。 「…」 トラップに掛った事にも表情を崩さず、月蓮はバトルフェイズを終了する。 「…拙僧はカードを一枚セット。ターンエンドだ」 黒剛 手札:4 LP:5700 場:終末の騎士 月蓮 手札:4 LP:4000 場:馬頭鬼 伏せ魔法罠*1 「俺のターン…インヴェルズの門番を召還する」 上級インヴェルズの生贄には向かない終末の騎士。 このまま維持しても仕方が無いので、エクシーズ素材にしてしまうとしよう。 「レベル4の終末の騎士とインヴェルズの門番をオーバーレイ、インヴェルズ・ローチをエクシーズ召喚」 「…ほう」 このカードはレベル5以上のモンスターの特殊召喚を二回まで打ち消す。 墓地に上級モンスターは見えないが、馬頭鬼が居る以上警戒に越したことは無い。 「インヴェルズ・ローチで馬頭鬼を攻撃」 ローチは疾風の様に馬頭鬼の目前に迫り、レイピアがその脳天を貫く。 馬頭鬼はたまらず破壊され、墓地に置かれた。 黒剛は魔法罠を一枚伏せると、ターンエンドを宣言する。 黒剛 手札:4 LP:5700 場:インヴェルズ・ローチ 伏せ魔法罠*1 月蓮 手札:4 LP:4000 場:伏せ魔法罠*1 「拙僧のターン…夜叉を召喚」 「や、夜叉?」 黒剛は驚いて声を上げる。 アンデットと儀式ってだけでも妙な組み合わせなのに、スピリットまで仕込んでいたとは。 なんて無茶なデッキだ。 その胸中を察してか、傍の美紗が黒剛を叱咤する。 「油断しちゃだめよ、黒剛」 「わかってるさ」 「夜叉の効果を発動。そなたの伏せカードを手札に戻させて貰おう」 夜叉の起こした激しいつむじ風が、黒剛の魔法・罠ゾーンに迫る。 その効果にチェーンし、黒剛は対象となった罠を発動させた。 「リバースカード発動、八汰烏の骸! 相手がスピリットモンスターをコントロールしている場合、カードを二枚ドローする事が出来る」 黒剛はカードを二枚ドローする。 今度は月蓮の方が驚きの表情を浮かべた。 「何と、そんなカードをデッキに入れていたとは」 「こっちの台詞だ。二番目の効果使ったのなんて初めてだよ」 「まあいい。そんなモンスターに居座られては困るのでな。インヴェルズ・ローチに攻撃」 夜叉の攻撃力は1900。 ローチと刺し違え、両者とも破壊される。 「カードをセットし、ターン終了だ」 黒剛 手札:6 LP:5700 場: 月蓮 手札:3 LP:4000 場:伏せ魔法罠*2 「俺のターン」 黒剛がドローしたのは手札抹殺。 思わぬ2ドローに随分と潤った黒剛の手札だが、少々モンスターがだぶつき気味ではあった。 このカードを使えば墓地肥やしの上に、大幅なデッキ圧縮にもなる。なかなかのドローだ。 「俺は手札抹殺を発動。手札を全て捨て、カードを5枚ドローする。 お前もだぜ、月蓮」 「…」 月蓮もまた手札を捨て、カードを三枚ドローする。 墓地に置かれたのは天罰、マンジュ・ゴッド、霊滅術師カイクウ。 アンデットモンスターが墓地に置かれなかった事を確認し、黒剛は安堵の表情を浮かべた。 「俺はインヴェルズの先鋭を召喚」 黒い蜂のような悪魔が羽音を響かせ現れる。 下級インヴェルズ最高攻撃力に加え、儀式・シンクロ・融合モンスターを道連れにする強力なモンスターだ。 「メタを張るようで悪いが非常時なんでな。お前に直接攻撃だ」 先鋭が下腹部の鋭い針を向け、耳障りな羽音と共に飛びかかる。 月蓮の懐に入り込み、彼の体を針が貫いた。 「ぐっ・・・」 直接攻撃を受けた月蓮が伏せカードを発動する。 空間を捻じ曲げ現れたのは、仏壇のような観音開きの扉。 その扉がゆっくりと開き、後光と共に数多の腕を持った異形の仏が姿を現した。 「伏せカード発動、ダメージ・ゲートを発動させて貰った。 これで墓地のマンジュ・ゴッドを蘇生、その効果によりデッキから天界王シナトを手札に加える」 「構わないが、俺の場には先鋭が居るぞ。出した所でこいつを倒せば道連れだぜ」 その言葉に月蓮は不敵に笑う。 何か企んでいるのは明白、だが黒剛の手札にはカウンター罠も無い。 仕方なく彼はターンエンドを宣言した。 黒剛 手札:4 LP:5700 場:インヴェルズの先鋭 月蓮 手札:3 LP:2150 場:伏せ魔法罠*1 「拙僧のターン」 ドローした月蓮はまたニヤリと笑い、手札から儀式魔法を唱える。 「拙僧は手札より天界の方舟を発動。場のセンジュ・ゴッドと手札の赤鬼を生贄に捧ぐ」 「…やっぱりか」 「まずいわ黒剛!」 月蓮の手にした青いカードからの激しい光が、夜の住宅街を照らした。 「衆生に滅びの安らぎを!儀式召喚、天界王シナト!」 燦然と輝く仏が、六対の翼をはためかせ降臨する。 その攻撃力は3200、儀式モンスターの中でもかなり高い数値だ。 月蓮は続いて墓地を確認し、馬頭鬼の効果を発動する。 「さらに墓地の馬頭鬼の効果により、墓地に置かれた赤鬼を特殊召喚する。 出でよ冥府の番人、赤鬼!」 墓地より這い出た鬼が金棒を振り回し、大口を開けて咆哮する。 鬼と仏を従えた月蓮はバトルフェイズへの移行を宣言する。 「行けい赤鬼!インヴェルズの先鋭を叩き潰すがいい!」 赤鬼は唸り声と共に金棒を振り下ろす。 スリッパに叩かれたゴキブリのように、金棒に張り付いた先鋭はピクピク動いた。 最後っ屁とばかりに、その鋭い針がシナトに向かってミサイルのように飛んでいく。 「先鋭の効果発動、儀式モンスターを破壊する」 「甘いわ!罠カード発動!」 轟音と共に、先鋭の放った針に雷が落ちる。 黒焦げになった針はポトリと落ちた。 「天罰覿面!」 「そういう事かよ」 シナトは穏やかな表情のまま、黒剛を指差す。 その指先には火花が散っている。 月蓮は声高に叫んだ。 「直接攻撃!」 放たれたレーザーが黒剛の胸を貫く。 黒剛 手札:4 LP:1750 場: 月蓮 手札:1 LP:2150 場:伏せ魔法罠*1 「黒剛!」 「安心しろ、俺は大丈夫だ…」 心配する美紗に黒剛は軽く笑顔を浮かべる。 とはいえ、4000近いダメージは彼の体力を確実に奪ったようだ。 肩で息をしながら、黒剛はカードを一枚伏せる。 「カードを一枚伏せ、俺はターンエンドだ」 黒剛 手札:4 LP:1750 場:伏せ魔法罠*1 月蓮 手札:1 LP:2150 場:伏せ魔法罠*1 「伏せ一枚…その手札の多さでか。そなた、何を企んでおるか」 「さあな」 「その手札の中に手立てが無い、或いは反撃の機会を待っているのか。 何れにせよ、その伏せカードは防御用のカードである事は間違いなかろう」 「慎重なのもいいが、さっさと攻撃してきたらどうだ」 「いいだろう。…二体でそなたに直接攻撃」 レーザーを放つシナトと金棒を構えて襲いかかる赤鬼。 それぞれの前に小さな黒いトークンが現れ、黒剛の盾になった。 「勘が良いな。俺が伏せていたのは終焉の焔さ」 「命拾いしおったか。拙僧はこれでターン終了。そなたの反撃、見せてみよ」 黒剛 手札:4 LP:1750 場: 月蓮 手札:2 LP:2150 場:伏せ魔法罠*1 「俺のターン・・・闇の誘惑を発動」 黒剛はカードを2枚ドローし、手札からインヴェルズ・ガザスを除外する。 その後一枚増えた手札を眺めて何やら考えていたが、やがて考えを決めた様子で顔を上げた。 彼は魔法罠ゾーンにカードを2枚伏せ、ターンエンドを宣言する。 「黒剛!大丈夫なの?」 「…」 美紗が青い顔で尋ねるも、黒剛は何も応えない。 黒剛 手札:4 LP:1750 場:伏せ魔法罠*2 月蓮 手札:2 LP:2150 場:伏せ魔法罠*1 「今度は二枚の伏せカード…。ハッタリか…?」 「俺は手札補充カードを使い、その後に二枚のカードを伏せた…好きに解釈するんだな」 「拙僧を脅すという訳か…。 その誘いあえて乗らせて貰おう。二体でそなたに直接攻撃」 月蓮が攻撃を宣言する。 シナトの光線と赤鬼の棍棒がまたしても黒剛に迫る。 直接攻撃を受け、黒剛の周りに砂塵が舞い上がる。 「やったか…」 「いや、まだよ!」 美紗の声と共に砂煙が晴れ、黒剛の姿が浮かび上がる。 「和睦の使者を発動させて貰った。これでこのターン、俺へのダメージはゼロになる」 「…どこまでも往生際の悪い男よ。拙僧はカードを一枚伏せ、ターンエンドだ」 黒剛 手札:3 LP:1750 場:伏せ魔法罠*2 月蓮 手札:3 LP:2150 場:伏せ魔法罠*2 なんとか二ターンを生き延び、黒剛は一息ついた。 ここまで切り抜けたが、防御カードもそろそろ限界だ。 手札抹殺のお陰で墓地は肥えているし、反撃の一手と言えるカードは手札にある。 だがそのカードを発動できるかどうか…それは月蓮の伏せカードにかかっている。 あのカードによる妨害の有無が、このターンのカギを握っているのだ。 美紗は泣きそうな顔で黒剛を見守っている。 いい加減に家に帰してやらないとな。 人質が居る以上万全を期したかったが、どの道もう時間を稼ぐ必要は無い。 賭けに出るとしよう。 「俺は侵略の波紋を発動!墓地からインヴェルズの門番を特殊召喚する」 どうやら特殊召喚は通ったらしい。 問題はこの次だ。これが止められるかどうかで俺の命運が決まる。 「さらに特殊召喚したこいつを対象に地獄の暴走召喚を発動!」 「甘いわ!トラップカード発動、因果切断!」 やはり来たか…。 門番が除去される事で俺の特殊召喚は不発となり、相手のみ特殊召喚効果が適用されてしまう。 「門番をゲームから除外し、拙僧は有り難く赤鬼を特殊召喚させて頂こう。 ふふ…これでそなたの命運もここまで。自らの首を絞める結果となったとはな」 「黒剛…!」 取り乱す美紗を尻目に、黒剛は不敵な笑みを浮かべる。 「残念だが、まだチェーンは繋がっているのさ」 「何を…」 「速攻魔法発動、サモンチェーン!」 チェーン処理が終わり、月蓮のフィールドに二体の赤鬼が特殊召喚される。 だが月蓮は驚きの表情で黒剛を見ていた。 「サモンチェーン…だと…?」 「チェーン3以降にしか発動できない代わりに、通常召喚の機会を3回に増やす事が出来る。 狙い通りだ。この局面での暴走召喚、用心深いあんたならうまく止めてくると思ったぜ」 「では先程までの防戦は…」 「演出ってとこだ。暴走召喚が『一か八かの最後の希望』だと錯覚させるためのな」 まあ、危険な賭けではあったんだがな。 黒剛は心のうちでそっと呟く。 「ぐ・・・だが拙僧の場には赤鬼が3体にシナトも居る!大型4体はそうそう突破できまい!」 「計算通りって言っただろ。黙って見てるんだな。 俺はインヴェルズの魔細胞を自身の効果により特殊召還」 黒剛のフィールドに下級インヴェルズが特殊召喚される。 上級インヴェルズのリリースにしか使えない代わりに、手札から特殊召喚が可能なモンスターだ。 「さらにこいつをリリース、一回目の通常召喚、インヴェルズ・マディス! その能力により、ライフを1000払い墓地からインヴェルズ万能態を特殊召喚だ」 さらに召還されたのは蘇生能力を持つ上級インヴェルズ。 それにより特殊召喚されたミノムシのようなモンスターは、インヴェルズ専用のダブルコストモンスター。 「フィールドに三体分のリリース素材…まさか!」 美紗の表情が一気に明るくなった。 mayの面々には知れ渡っている、黒剛の切り札。 「マディスと万能態をリリース、アドバンス召還ッ!インヴェルズ・グレズッ!」 稲光と共に現れる巨大な悪魔。 漆黒の体躯に金色の装甲が輝いている。 その攻撃力は3200、シナトと互角の攻撃力だ。 「ぐ…しかしインヴェルズはライフを消費して効果を発動するモンスター… そなたのたった250のライフポイントではどうする事もできまい…!」 食い下がる月蓮。 黒剛はニッと笑い、彼に言い放つ。 「こいつの消費コストは俺のライフの半分。50だろうが1だろうが発動できるのさ。 そしてその能力は、グレズ以外のフィールド上カードを全て破壊する!」 黒剛の声を受け、グレズは2対の腕を広げ咆哮する。 次の瞬間、月蓮の場に巨大な雷が落ちた。 落雷に撃たれた赤鬼とシナト、そして伏せカードは全て黒焦げになって砕け散った。 「ぐ…!」 フィールドのカードを全て失い、月蓮は 「シナトと赤鬼共、そしてその伏せカードを破壊させてもらった。これでお前を守る物は無い」 「…フ、拙僧の負けという訳か。もう一度そなたの名を聞かせて貰おう」 黒剛は指を鳴らした。 グレズはその合図とともに、雷を帯びた拳を構えて月蓮に迫る。 「『あなたの親愛なる隣人、黒剛進』…なんてな」 グレズの攻撃を受けた月蓮はくずおれる。 左腕のディスクからは、敗北を示す鐘の音が鳴っていた。 黒剛 手札:1 LP:125 場:インヴェルズ・グレズ 月蓮 手札:3 LP:0 場: * 「月蓮。悪いがあんたの負けだ。彼女は貰っていくぜ」 「フン、好きにするが良い…」 月蓮は立ち上がり袈裟の乱れを直すと、黒剛たちに背を向ける。 「だが黒剛。再び会いまみえる時、それがそなたの命日ですぞ!」 そう言い残し、空高くジャンプする月蓮。 そのまま住宅街の屋根を飛び移り、どこへともなく去っていく。 あっけにとられた黒剛は一言「…身軽な奴だ」と呟いた。 「さて…と」 黒剛はディスクをしまうと、傍らの美紗にヘルメットを差し出す。 「望の所に帰るぞ」 「でも私は…」 「迷惑掛けるって言うんだろ? 生憎、ああいう手合いには慣れてるんでな。俺も、望も、皆も」 「…ありがとう」 少し涙ぐみながらも、美紗はヘルメットを受け取る。 二人を乗せたバイクのエンジン音が夜の住宅街に響いた。